歯を守るために知っておきたいお口の基礎知識と虫歯対策
- 歯科情報ブログ
はじめに
歯とお口は「食べる・話す・笑う」ために欠かせない存在です。健康な歯を保つことは、毎日の生活を快適にするだけでなく、全身の健康にもつながります。今回は、歯とお口の大切な役割と、身近な病気である「虫歯」について、分かりやすく解説します。

歯とお口の大切な役割
1. 噛む・飲み込む
食べ物を噛みくだき、唾液と混ぜることで飲み込みやすく、消化しやすくなります。「よく噛む」ことは、食べ物をおいしく味わうことにもつながります。
2. 表情をつくる
口元の筋肉やかみ合わせは、笑顔や豊かな表情に直結します。白く整った歯は、素敵な笑顔をより魅力的に見せてくれます。
3. 発音を助ける
言葉を発するとき、歯・くちびる・舌が調和して働きます。歯は正しい発音に欠かせない存在です。
4. 噛むことで脳を活性化
噛む動作は血流を促し、脳を刺激して活性化します。子どもから高齢者まで、脳の健康維持に役立ちます。
歯を失う主な原因
日本は世界有数の長寿国ですが、歯の寿命は体の寿命に追いついていません。歯を失う原因の第1位は歯周病(37%)、第2位が虫歯(う蝕)です。どちらも日々のケアで予防できる病気です。
虫歯とは?
虫歯は、細菌が食べ物の糖分を分解して酸を作り、その酸によって歯が溶かされる病気です。放置すると進行し、治療が大がかりになるほど歯のダメージも大きくなります。
虫歯の進行段階
むし歯治療の症状と主な治療法
@media (min-width:1024px){
section[aria-label=”むし歯治療の症状と主な治療法”] .cs-row{
min-height:190px; /* 必要に応じて 180–210px で微調整可 */
}
}
C0(初期):
白い斑点。痛みなし。フッ素などで再石灰化を目指します。
C1:
エナメル質が溶け始める。しみることも。
C2:
象牙質まで進行。冷たい物や甘い物で強くしみる。
C3:
神経まで達し、強い痛み。根管(神経)治療が必要。


C4:
歯の大部分が崩壊し、抜歯となる場合も。


虫歯・歯周病を防ぐ3つの習慣
1. 毎日のセルフケア
- フッ素入り歯磨き粉を使う(就寝前は特におすすめ)
- 歯間ブラシやデンタルフロスで、歯と歯の間も清掃
2. 食生活の工夫
- 間食や砂糖を含む飲み物を控える(摂取頻度を減らす)
- キシリトール入りガムを活用
3. 定期検診とプロのケア
- 3〜6か月に一度の歯科検診
- 歯石除去やフッ素塗布で予防効果アップ
まとめ
歯とお口は「食べる・話す・笑う」だけでなく、脳や全身の健康に深く関わっています。虫歯や歯周病は正しい習慣と定期的な歯科検診で防ぐことができます。生涯にわたって健康な歯を守り、笑顔あふれる毎日を過ごしましょう。





