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高齢者のお口のトラブルとケア⑤

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今日は高齢者のお口の中の状況と特に関連が高い疾患である認知症と誤嚥性肺炎についてご説明します。

 

認知症

残存歯数の低下が、筋力や聴力、肺機能、栄養の低下に相関することが報告されており、認知機能についても、残存歯数が少ないほど、記憶機能の要である脳の海馬付近の側頭葉、前頭葉の容積の減少が認められました。また、歯周病によっても動脈硬化性変化を引き起こし、脳血管性認知症の原因になる可能性があるとされています。

このように、口腔環境と認知症との関連メカニズムも解明されてきました。

 

誤嚥性肺炎

誤職性肺炎は、食道から胃に送られるはずの飲食物や、口腔内細菌を含んだ唾液が、誤って気道内に入ってしまうことで起こる肺炎です。高齢になると、のどの筋力が衰え、物を飲み込む機能(嚥下機能)が低下し、リスクが高くなります。しかし、お口の中を清潔にすることで、誤嚥による肺炎の発症リスクを大きく下げることができます。

当院で、嚥下機能が低下していないか検査ができますので、気になっておられる方はお申し出ください。