口腔機能発達不全症とは?
- その他
口腔機能には、「食べる」、「呼吸する」、「話す」などがあり、日常生活において重要な役割を果たしています。乳幼児期、学童期は特に歯の生え変わりや顔の骨格の成長により著しく変化しますので、成長に合わせて口腔機能も発達していきます。しかし、成長過程において、歯や口、鼻などの疾患や様々な習癖などが原因で、口腔機能の発達が遅れたり、正しい機能を獲得できないことがあります。
このような状態を口腔機能発達不全症と呼びます。
口腔機能発達不全症のチェック項目
〜お子さんのこんな症状に心当たりはありませんか?〜
・口をぽかんと開けている
・歯並びが悪い
・目に力がなく、口がへの字、顔にしまりがない
・姿勢が悪い
・唇が厚ぼったい
・食べるのが速すぎる。遅すぎる
・食べ物がうまく噛めない・飲み込めない
・食べ物を丸飲みしている・食べこぼしが多い
・鼻呼吸ではなく、口呼吸をしている
・いびきをよくかく
・滑舌がよくない
・発音がはっきりしない、言葉の発達が遅い
・舌が短くて、舌を突き出した際に先端がくぼむ
・睡眠時にいびきがある
・むし歯がある
・肥満または痩せがある
・指しゃぶり、唇を噛む等の癖がある
子供が育っていく過程で、口腔機能発達不全症に対する気づきと対応は必要です。家庭、園・学校、学校歯科医とかかりつけ歯科医と連携し、必要に応じて検査や治療、口腔機能管理を行いましょう。生涯を通じて健康な口腔と機能を保ち幸福な人生を歩む支援をしていきましょう。