歯みがきは体を守る最前線 ~歯と口の健康週間に考える全身の健康~【加古川市の歯科医院より】
- 歯科情報ブログ
歯みがきは体を守る最前線
~歯と口の健康週間に考えたい、お口と全身の健康の関係~
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。
令和8年度の標語は
「歯みがきは 体を守る 最前線」
歯みがきというと、「むし歯予防のため」と考える方が多いかもしれません。
しかし近年、お口の健康は単に歯を守るだけでなく、全身の健康や健康寿命にも深く関わっていることが分かってきています。
私たちが毎日当たり前のように行っている歯みがきは、実は体を守るための大切な習慣なのです。
お口は健康の入り口です
私たちは毎日、
- 食べる
- 飲み込む
- 話す
- 笑う
という行動を繰り返しています。
そのすべての入り口となるのが「お口」です。
歯や歯ぐきが健康でなければ、食事を楽しむことも難しくなります。
また、お口の中の細菌が増えると、その影響はお口の中だけにとどまらず、全身へ及ぶことがあります。
歯周病は全身の病気とも関係しています
歯周病は歯ぐきの病気ですが、
- 糖尿病
- 心臓病
- 脳血管疾患
- 誤嚥性肺炎
などとの関連が指摘されています。
歯周病による炎症や細菌が全身へ影響を及ぼすことで、さまざまな病気のリスクを高める可能性があると考えられています。
そのため歯周病予防は、お口だけでなく全身の健康を守ることにもつながります。
こんな症状はありませんか?
次のような症状は、お口からのサインかもしれません。
□ 歯ぐきから血が出る
□ 口臭が気になる
□ 歯ぐきが腫れている
□ 硬いものが食べにくい
□ 食べこぼしが増えた
□ むせることが増えた
□ お口が乾く
□ 入れ歯が合わない
気になる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
歯みがきだけでは取り切れない汚れがあります
毎日しっかり歯みがきをしていても、自分では落としきれない汚れがあります。
特に歯周ポケットの中や歯と歯の間には、細菌のかたまり(プラーク)が残りやすくなります。
そのため、
- 毎日のセルフケア
- 歯科医院での定期検診
- 専門的なクリーニング
を組み合わせることが大切です。
定期的なメンテナンスは、将来の歯を守るための大切な投資です。
80歳になっても自分の歯で食べるために
「8020運動」という言葉をご存じでしょうか。
これは、
80歳になっても20本以上の歯を保とう
という取り組みです。
20本以上の歯が残っていると、多くの食べ物をしっかり噛むことができると言われています。
しっかり噛めることは、
- 栄養状態を保つ
- 会話を楽しむ
- 外出する意欲を保つ
- 健康寿命を延ばす
ことにもつながります。
お口のケアは誤嚥性肺炎の予防にもつながります
高齢になると、飲み込む力(嚥下機能)が少しずつ低下していきます。
その際、お口の中に細菌が多い状態だと、唾液や食べ物と一緒に細菌が気管へ入り込み、「誤嚥性肺炎」を引き起こすことがあります。
誤嚥性肺炎は高齢者の入院や寝たきりの原因となることもあり、命に関わる病気です。
実は、誤嚥性肺炎の予防に特別なことは必要ありません。
毎日の歯みがきや入れ歯のお手入れ、定期的な歯科受診によってお口の中を清潔に保つことが、肺炎予防の第一歩になります。
また、
- 最近むせることが増えた
- 食事に時間がかかるようになった
- 食べこぼしが増えた
- 入れ歯が合わなくなった
といった変化は、お口からの大切なサインかもしれません。
歯科医院は歯を治すだけでなく、食べる力や飲み込む力を守ることで、皆さまの健康寿命を支えるお手伝いをしています。
まとめ
令和8年度歯と口の健康週間の標語は
「歯みがきは 体を守る 最前線」
です。
毎日の歯みがきは、むし歯や歯周病を防ぐだけではありません。
食べる力を守り、全身の健康を守り、健康寿命を延ばすための大切な習慣です。
歯と口の健康週間をきっかけに、ご自身やご家族のお口の健康について考えてみませんか。
小林歯科医院では、定期検診・歯周病治療・入れ歯治療・訪問歯科診療を通じて、地域の皆さまのお口の健康づくりをお手伝いしています。
いつまでも自分の歯で食べ、笑い、話すために。
今日からできるお口の健康習慣を続けていきましょう。
【参考・引用ソース】






