最恐Pg菌(歯周病)は全身疾患に関係しています😱
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以前「知ってる?Pg菌」の項目で、数多ある歯周病菌の中でも最強で最恐な歯周病菌「Pg菌」についてご紹介しましたが、今回は、歯周病が100以上の全身疾患に関係すると言われていることをPg菌を絡めてご説明します。
① Pg菌とは?
Pg菌は歯肉縁下バイオフィルム細菌の中で最も歯周病原性が高い細菌種です。
バイオフィルムが高病原性に変化し歯周病発症に向かう際この菌が高病原化の中核をになっていると考えられています。
そのためPg菌はkeystone pathogen(要となる病原菌)と呼ばれています。
苗字のポルフィロモナスは鉄が好きな個体という意味です。鉄→血が好きということですね。
ジンジバリスはジンジバ(歯肉)に住むという意味です。
Pg菌はバイオフィルムの中だけでなく、歯周組織や舌、頬粘膜の細菌の中のも侵入し、住むことができます。
Pg菌はほかの歯周病菌と比べて、細胞内に侵入する能力が非常に高いです。
歯周組織の細胞に侵入しそこに留まるだけではなく、近くの毛細血管の壁を通り抜けて血液中にも達することができます。
② 歯周病が関係する全身疾患
歯周病は100以上の全身疾患と関係すると言われています。
その関係には、十分は根拠があるもの、まだ十分な根拠がたりないものと様々ですが、まさに不健口は全身の健康に悪影響を及ぼしていると言えます。
Pg菌と全身疾患との関係にも多数の研究報告がなされています。
歯周病が全身疾患に関係する理由につきましては、また次回にご説明いたします。