お口ポカンにご注意を
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「お口ポカン」という言葉をご存知でしょうか?
読んで字の通り、いつもお口が開いている状態で、近年この症状を持つお子さんが増えています。お口ポカンの状態でいるとさまざまなトラブルを引き起こします。
お口ポカンが引き起こすトラブルには、虫歯、口臭、ウイルス感染、顔の歪みなどがあります。
お口を閉じてと注意してもまたすぐに開いていませんか?
もしかしたらそれはお子さんの不注意ではなく他に原因があるのかも知れません。
舌の正しい位置をご存知ですか?
リラックスした時、舌全体が上あごにピッタリとつき、舌の先が上の前歯の根元に触れるかどうかくらいのところにあるのが正しい位置です。
舌の筋力が弱いと正しい位置におさまらず、下あごの中にダラリと横たわって舌の姿勢が悪くなります。その状態を『舌癖(ぜつへき)』といいます。
舌癖があると舌が歯を押して歯並びが悪くなったり、あごの形を変形させ奥歯を噛み合わせても前歯が閉じない『開咬(かいこう)』という状態になりやすく、お口ポカンの原因になります。
「あいうべ体操」
お口ポカンを防ぐお口のトレーニングとして、舌と唇の筋肉を鍛える「あいうべ体操」をご紹介します。
ご家族みなさんでやってみて下さいね。
1)思い切り「アー」の口にして、約5秒キープします。
2)同じように「イー」の口にして、約5秒キープします。
3)次に「ウー」の口にして、約5秒キープします。
4)さらに「べー」と舌を出して、約5秒キープします。
5)1セット10回、1日2セットを行いましょう。
ここまで、松風歯科クラブのサイトより内容と画像を引用しています。
「お口ポカン」は「口唇閉鎖不全症」???
株式会社ロッテが実施した、安静時に口が開いている状態を指す「お口ポカン」に関する意識調査の結果によると、親の70.2%が、子供のお口ポカンが「口唇閉鎖不全症」の可能性があると知らないそうです。
普段からお子さんのお口が開いていないか見てあげてくださいね。