【診察時間】9:30~13:30 / 15:00~18:30
【初診最終受付】16:00まで ⇒★詳しい診療時間はこちら
【休診日】火曜午後・木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
※水曜午後・土曜午前は、臨時休診の場合がございます。

予約制

079-432-6579

ご予約はお電話でお願いいたします。

ブログ

BLOG

カテゴリー:

妊娠中から始める、お母さんと赤ちゃんのお口の健康づくり

  • 歯科情報ブログ

妊娠中から始める、お母さんと赤ちゃんのお口の健康づくり

こんにちは。兵庫県加古川市の小林歯科医院です。

今回は、歯科専門誌『デンタルエコー Vol.226(2026年)』に掲載された、滝川雅之先生の「お口の健康と妊産婦&赤ちゃん歯科のお話」をご紹介します。

この記事では、妊娠中のお口の変化から、赤ちゃんのむし歯予防、授乳や離乳食、お口の機能の発達まで、幅広いテーマが取り上げられています。

なかでも大切だと感じたのは、赤ちゃんのお口の健康づくりは、生まれる前から始まっているという考え方です。

妊娠中は歯ぐきのトラブルが起こりやすい時期

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。

また、つわりで歯磨きが難しくなったり、食事の回数が増えたりすることも、お口の環境に影響します。

歯周病と早産・低体重児出産との関連も報告されていますが、歯周病を治療すれば必ず早産を防げるというわけではありません。

妊娠中も無理のない範囲でお口のケアを続け、歯科健診を受けることが大切です。

赤ちゃんのむし歯予防は家族みんなで

むし歯の原因となる細菌は、日常生活のなかで保護者から赤ちゃんに伝わることがあります。

ただし、スプーンや食器の共有を過度に心配する必要はありません。

大切なのは、ご家族もお口の健康を保つこと、そして赤ちゃんの歯が生え始めたら、年齢に応じた歯磨きやフッ化物の利用、食生活に気を配ることです。

フッ化物配合歯磨剤で、乳歯をむし歯から守りましょう

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、むし歯が進行しやすい特徴があります。

むし歯予防に効果が認められている方法の一つが、フッ化物配合歯磨剤の使用です。

フッ化物には、歯の再石灰化を促し、歯の表面を酸に溶けにくくする働きがあります。

日本小児歯科学会など4学会は、年齢に応じて次の使用方法を推奨しています。

年齢 フッ化物濃度 歯磨剤の量
歯が生えてから2歳 900〜1,000ppm 米粒程度(1〜2mm)
3〜5歳 900〜1,000ppm グリーンピース程度(約5mm)
6歳以上 1,400〜1,500ppm 約1.5〜2cm

歯磨きは就寝前を含め、1日2回行いましょう。

小さなお子さんは保護者が適切な量を歯ブラシにつけ、歯磨き後は必要に応じて軽く拭き取ります。うがいができる年齢では、少量の水で1回程度にとどめましょう。

フッ化物は、年齢に合った濃度と量を守って使用することが大切です。歯磨剤はお子さんの手の届かない場所に保管してください。

「食べる」「飲み込む」力も育てていきましょう

赤ちゃんのお口は、授乳や離乳食、日々の生活を通して少しずつ発達していきます。

離乳食では、月齢だけで判断せず、お子さんの発達や食べる様子に合わせて進めることが大切です。

また、食事のときには、身体が安定し、無理なく食べられる姿勢を整えてあげましょう。

お口の発達には個人差があります。周囲のお子さんと比べて焦る必要はありません。

お母さんのお口の健康が、赤ちゃんの未来につながります

妊娠中からお口の健康に関心を持つことは、お母さん自身の健康を守るだけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康的な生活習慣づくりにもつながります。

小林歯科医院では、妊娠中の方や小さなお子さんのいるご家族にも、それぞれの状況に合わせたお口の健康づくりをお伝えしていきたいと考えています。

お母さんも赤ちゃんも、無理なく、楽しく、お口の健康を育んでいきましょう。

参考記事:滝川雅之先生「お口の健康と妊産婦&赤ちゃん歯科のお話」『デンタルエコー』Vol.226、2026年。

参考資料:日本小児歯科学会ほか4学会合同「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年版)」

監修者情報

小林歯科医院 院長 藤家 恵子

小林歯科医院 院長

藤家 恵子Fujiie Keiko

専門領域
専門領域:歯周病治療/入れ歯(義歯)/インプラント/口腔外科/有病者・障がい者歯科、訪問歯科・口腔ケア支援。
略歴
朝日大学歯学部卒。神戸市立医療センター中央市民病院 歯科・口腔外科での研修、臨床基盤の確立。PL病院付属歯科診療所・神戸市健康保険組合診療所での外来診療と副医長としてのチーム運営経験。小林歯科医院に参画後、副院長を経て2009年に先代を継承し院長就任。一般歯科から歯周病・義歯・インプラント・口腔外科、有病者・障がい者・訪問まで幅広く診療し、地域医療に継続的に取り組んでいます。
所属学会・スタディグループ
日本臨床歯周病学会/アメリカ歯周病学会(AAP)/日本障害者歯科学会/日本口腔感染症学会・JSCO(ジアズステディークラブ大阪)/O.J(Osseointegration Study Club of Japan)/K-PROJECT
社会活動・専門貢献
加古川歯科保健センター:障がい者歯科診療担当として隔週で出務・東日本大震災・能登半島地震などで災害医療ボランティアとして口腔ケア支援。災害時の口腔ケア啓発講演を継続。

患者様へのメッセージ

お一人おひとりが納得して選べるよう、検査結果と各治療の利点・注意点を丁寧に説明し、生活背景に合わせた無理のない計画をご提案します。予防から専門治療、訪問での口腔ケアまで切れ目なく支援し、長く安心して任せていただける「地域のかかりつけ歯科」として寄り添い続けます。