【診察時間】9:30~13:30 / 15:00~18:30
【初診最終受付】16:00まで ⇒★詳しい診療時間はこちら
【休診日】火曜午後・木曜午後・土曜午後・日曜・祝日
※水曜午後・土曜午前は、臨時休診の場合がございます。

予約制

079-432-6579

ご予約はお電話でお願いいたします。

ブログ

BLOG

カテゴリー:

訪問歯科診療・在宅医療でのお口のケア|「食べる力」と「その人らしい生活」を守るために【加古川市 小林歯科医院】

  • 歯科情報ブログ

訪問歯科診療・在宅医療でのお口のケア|「食べる力」と「その人らしい生活」を守るために

「最近、食事量が減ってきた」
「むせることが増えた」
「入れ歯を使わなくなった」
「口臭が気になる」

こうした変化は、“年齢のせい”だけではなく、お口の状態が関係していることがあります。

在宅療養中の方や介護が必要な方にとって、お口の健康は「食べる」「話す」「呼吸する」など、生活そのものに深く関わっています。

今回は、訪問歯科診療や在宅医療における口腔ケアの大切さについて、わかりやすくご紹介します。


訪問歯科診療とは?

訪問歯科診療とは、通院が難しい方のご自宅や施設へ歯科医師・歯科衛生士が訪問し、歯科診療や口腔ケアを行う医療です。

例えば、

  • 寝たきりの方
  • 車椅子で通院が難しい方
  • 認知症の方
  • がん・脳梗塞・パーキンソン病などで療養中の方
  • 誤嚥(ごえん)が心配な方

などが対象となります。

小林歯科医院でも、地域の医療・介護職の方々と連携しながら、訪問歯科診療に取り組んでいます。


お口のケアは「命を守るケア」

口腔ケアは、単なる“歯みがき”ではありません。

お口の中が汚れると、細菌が増え、その細菌を含んだ唾液が気管へ入ることで「誤嚥性肺炎」を起こすことがあります。

特に高齢者では、

  • 飲み込む力の低下
  • 咳反射の低下
  • 口腔乾燥
  • 入れ歯の不適合

などが重なり、肺炎のリスクが高くなります。

誤嚥性肺炎は、高齢者では「老衰だから仕方ない」と思われてしまうこともありますが、実は“予防できる肺炎”でもあります。

毎日の口腔ケアは、肺炎予防につながる大切な医療ケアなのです。


こんな変化はありませんか?

在宅療養中の方で、次のような変化がみられた場合は注意が必要です。

  • 食事量が減った
  • むせる
  • 会話が減った
  • 口臭が強くなった
  • 口が乾いている
  • 入れ歯を嫌がる
  • 発熱を繰り返す
  • 元気がない

こうした変化は、お口のトラブルや誤嚥性肺炎のサインであることがあります。

「少し気になるな」と思った時点で、早めに歯科へ相談することが大切です。


在宅での口腔ケアで大切なこと

① まず“安全”を確認する

いきなり歯みがきを始めるのではなく、

  • 一人で座れるか
  • 後ろに支えが必要か
  • むせがないか
  • 体調はどうか

を確認することが重要です。

特に、うがいが最後まで安全にできるかは大切なポイントです。

難しい場合は、

  • 吸引器を使う
  • スポンジブラシを使う
  • ガーゼ清拭へ変更する

など、安全を優先してケア方法を調整します。


② 乾燥したお口には、まず“潤す”

乾燥したお口に、いきなり歯ブラシを入れると、

  • 痛み
  • 出血
  • ケア拒否

につながることがあります。

まずは、

  • 保湿ジェル
  • スポンジブラシ
  • 湿らせたガーゼ

などで、お口を優しく潤すことが大切です。


③ 完璧より「続けること」

口腔ケアで大切なのは、“完璧に磨くこと”ではありません。

毎日、お口を見ること。
小さなケアを続けること。

それが、大きな予防につながります。


多職種で支えることが大切です

在宅医療では、
  • 医師
  • 訪問看護師
  • ケアマネジャー
  • 介護職
  • 歯科医師
  • 歯科衛生士

など、多職種で支えることがとても重要です。

お口を守ることは、

  • 食べること
  • 話すこと
  • 笑うこと
  • その人らしく生活すること

につながっています。


気になる変化があれば、お早めにご相談ください

小林歯科医院では、訪問歯科診療・在宅での口腔ケアについてのご相談を受け付けています。

「食べにくそう」
「むせが増えた」
「口臭が気になる」
「入れ歯が合わない」

そんな時は、お気軽にご相談ください。

お口の健康を守ることは“その人らしい生活”を守ることにつながります。


【監修】

小林歯科医院公式サイト
小林歯科医院
院長 藤家 恵子

【参考・引用ソース】

監修者情報

小林歯科医院 院長 藤家 恵子

小林歯科医院 院長

藤家 恵子Fujiie Keiko

専門領域
専門領域:歯周病治療/入れ歯(義歯)/インプラント/口腔外科/有病者・障がい者歯科、訪問歯科・口腔ケア支援。
略歴
朝日大学歯学部卒。神戸市立医療センター中央市民病院 歯科・口腔外科での研修、臨床基盤の確立。PL病院付属歯科診療所・神戸市健康保険組合診療所での外来診療と副医長としてのチーム運営経験。小林歯科医院に参画後、副院長を経て2009年に先代を継承し院長就任。一般歯科から歯周病・義歯・インプラント・口腔外科、有病者・障がい者・訪問まで幅広く診療し、地域医療に継続的に取り組んでいます。
所属学会・スタディグループ
日本臨床歯周病学会/アメリカ歯周病学会(AAP)/日本障害者歯科学会/日本口腔感染症学会・JSCO(ジアズステディークラブ大阪)/O.J(Osseointegration Study Club of Japan)/K-PROJECT
社会活動・専門貢献
加古川歯科保健センター:障がい者歯科診療担当として隔週で出務・東日本大震災・能登半島地震などで災害医療ボランティアとして口腔ケア支援。災害時の口腔ケア啓発講演を継続。

患者様へのメッセージ

お一人おひとりが納得して選べるよう、検査結果と各治療の利点・注意点を丁寧に説明し、生活背景に合わせた無理のない計画をご提案します。予防から専門治療、訪問での口腔ケアまで切れ目なく支援し、長く安心して任せていただける「地域のかかりつけ歯科」として寄り添い続けます。