歯周病とインフルエンザの意外な関係 (日本歯科医師連盟 広報182号〈令和8年1月付録〉より)
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歯科医療が国民の健康を守ります
〜歯周病とインフルエンザの意外な関係〜
(日本歯科医師連盟 広報182号〈令和8年1月付録〉より)

寒い季節になると流行するインフルエンザ。
手洗い・うがい・予防接種などの対策はよく知られていますが、
「お口の健康」も感染予防に関係していることは、まだ十分に知られていません。
このテーマは、**日本歯科医師連盟 広報182号(令和8年1月付録)**でも取り上げられ、
歯科医療が国民の健康を守る上で果たす役割について、
漫画と図解を用いてわかりやすく紹介されています。
日本歯科医師連盟 広報182号で紹介されている内容

広報182号では、
歯周病があると、インフルエンザにかかりやすくなる可能性がある
という近年の研究成果が紹介されています。
🔬 注目されている「歯周病菌の酵素」
歯周病の原因菌の一つである歯周病菌は、
ジンジパインと呼ばれる酵素を産生します。
この酵素が、
-
インフルエンザウイルス表面のタンパク質を切断し
-
ウイルスが細胞に侵入しやすい状態を作る
ことで、
ウイルス感染を促進する可能性があることが報告されています。
つまり、
歯周病が進行したお口の中は、ウイルスにとって不利とは言えない環境になり得る
ということです。

インフルエンザ予防に歯科が関わる理由
広報182号では、
インフルエンザ対策は内科的な予防だけでなく、
歯科医療による口腔管理も重要であると示されています。
歯科では、
-
歯周病の治療・コントロール
-
歯石除去やプロフェッショナルケア
-
正しい歯みがき指導
-
定期的な歯科健診
を通じて、
お口の中の細菌数を減らし、感染リスクを下げるサポートが可能です。


🦷 当院としてのコメント
当院では、
歯周病は「お口の病気」だけではなく、
全身の健康と深く関わる慢性疾患と考えています。
今回、日本歯科医師連盟 広報182号で紹介された
**「歯周病とインフルエンザの関係」**は、
日々の診療の中で感じている
「口腔管理の重要性」を、科学的に裏付ける内容だと受け止めています。
特に、
-
風邪や感染症を繰り返しやすい方
-
高齢の方
-
基礎疾患をお持ちの方
にとって、
定期的な歯科受診と歯周病管理は、体調管理の一部と考えていただきたいと思います。
当院では、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、
無理のないペースでの歯周病治療・メンテナンスを行っています。
「症状がないから大丈夫」と思わず、
予防のための歯科受診をぜひご活用ください。
まとめ|歯科医療は国民の健康を支える医療
✔ 手洗い・うがい
✔ 予防接種
✔ 規則正しい生活
そしてもう一つ、
🦷 お口の健康管理
歯科医療は、
むし歯や歯周病を治すだけでなく、
全身の健康を守る医療として、これからも重要な役割を担っていきます。
■ 出典・参考
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日本歯科医師連盟 広報182号(令和8年1月付録)
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Kamiya N, Cueno ME, Takagi A, Imai K.
Porphyromonas gingivalis gingipain potentially activates influenza A virus infectivity through proteolytic cleavage of viral hemagglutinin.
Journal of Biological Chemistry






