口から気づくMCI
- その他
【口の変化で気づくMCI(軽度認知障害)】
~お口の健康から始める「認知症予防」~
最近こんなことはありませんか?
入れ歯を外して洗うのを忘れる
食べこぼしが増えた
入れ歯がうまく使えない
歯みがきをすることがつい後回しに
においを感じにくくなった
…など、ちょっとした「変化」は、もしかすると**MCI(軽度認知障害)**のサインかもしれません。
◆ MCI(軽度認知障害)とは?
認知症の前段階で、日常生活には大きな支障がないけれど、記憶や注意力などに少し低下が見られる状態です。
早めに気づいて対応することで、健康な状態に戻る可能性もあります!
◆ お口と脳の深いつながり
実は、お口の健康と認知症の関係が、近年の研究で明らかになっています。
歯が少ない方は、アルツハイマー病の発症リスクが約1.7倍とも言われています。
よく噛むこと、しっかり食べること、そして口腔ケアを続けることが、脳の健康にもつながります。
【定期的な歯科受診が気づきの第一歩】
かかりつけの歯科医院での定期検診は、お口の健康だけでなく、MCIの早期発見にもつながります。
当院では、認知症の方やそのご家族を支えるための地域連携も大切にしています。
医療機関との連携
介護や訪問診療のサポート
認知症相談センターとの協力
お口のことで「気になるな」と感じたら、いつもの歯科医院にお気軽にご相談ください。
監修:公益社団法人兵庫県歯科衛生士会
出典:国立長寿医療研究センター「MCIハンドブック」